Twitter(Ｘ)で話題の「カラオケ行こ！」原作自体は電子書籍で持っていて読んだこともある。完全初見かと言われれば怪しいところだが、買ったのがDMMセールしてる時でその時に読んだので記憶が曖昧なところがある。
評判が良いので行こうか悩んで漫画を読み直したが途中で脱落してしまい、心配なところTwitterでアンケ取ったら「行け」にしか票が入らなかったので行きました。
見た結果
紅歌いたい！！！！！！！！！！
こうなるとは思いませんでした。
私は漫画の狂児さんのまとめた髪が好きだったんですが、綾野剛さんの髪も良い…………
序盤濡れに濡れた男の背中が入れ墨入ってるの、怖いけど、聡実くんは見えてなかったのかな………どう見ても危ない人だが…………
役者さん自体は歌上手いと思うんですが、下手くそにする演技がすごい！ちゃんと原作通りに裏声がやばかった。
漫画では聡実くんのモノローグが入っていて、虎視眈々と逃げようとするところが、映画ではビビってる本物の中学生がいて可哀想すぎた。
ヤクザは優しいんだって感じさせる暇もなく、カラオケの合間に振りかざされる暴力は怖かった。
狂児さんは聡実くんを気にかけているだけで普通にヤクザだし普通とは違うのがわかるのがよかった。
マジで学校前に黒塗りの車止めてあるの怖すぎる。
傘で特定される聡実くんは可哀想だけど狂児は車を直止めするな。どっかに停めてから来い。やべーやつと付き合いがあるって学校で噂になるぞ。ならなかったけど。
こんな目立つ傘はやだって気持ちを微妙に汲み取ってくれない親が現実っぽくて良かった。バッて出されたときに拒否する聡実くんを寂しそうな目で見るお父さんが可愛かった。
これは個人的に気になったんですけど、狂児のラインを学校で受ける聡実くん、それだけで危ないんですけど充電減りすぎてそこが気になった。大丈夫？しかも学校内でヤクザと電話する度胸大物になるで…………
愛を与えるものからの母が鮭の皮を父の茶碗に移すのがきっと聡実くんには愛に見えてるんだけど、それは違う。諦めや。
ヤクザに囲まれて教える聡実くん可哀想なのにそれ以上にヤクザの歌ヘタが絶妙で笑った。
狂児の名前が本名の下り面白すぎて笑った。名前って変えられるのに変えなかった狂児さんすごいよ、ヤクザの才能あるよ。
声変わりで悩む聡実くんの悩みを一番に聞いてくれたのが狂児さんっていうのが良い…………
中学生でソプラノで部長だった聡実くんがサボってたら真面目な子はすごい失望してたんだろうな。誤魔化す部活の空気感が合わないけどまっすぐ真面目に取り組む聡実くんを追いかけてたのにサボってたらねぇ……………声変わりかもっていう線じゃなくて真面目にやってないって怒るところが中学生って感じだな。
作中で聡実くんが怒るのが2回あるけど、どっちも狂児絡みなんだよなぁ。
狂児が心配で、合唱祭から抜け出して駆け出すシーン、「歌えません」って正直に言うのがいいよね。歌ったら失望させるのがわかってるからちゃんと正直に言う。多分目の敵にしてた彼は後で声変わりのことを聞くのかもね。
ヤクザが集まってるところに単身行って、啖呵切るのは度胸ありすぎだよ。狂児さんと一緒に居続けた弊害だよ。
そこで組長が暴力でもなくマイク渡すのが狂児が目にかけてた子への信頼なのかなぁ………知らない一般人だったら絶対に脅して帰らせてるもんね。
紅を散々聞かされてた聡実くんはやっぱりうまいけど、高音が苦しそうで、声変わり…………ってなって怒られるかヒヤヒヤしたけど、みんなノリ良くてホッとした。組長は酷い嘘つきだと思います。
紅歌ってくれたから狂児さんは嬉しかっただろうな。
和解して卒業する聡実くんが映画部(？)で狂児さんに買ってもらったビデオデッキが来年には使われなくなることにショックだっただろうな。
狂児さんの面影を探して、名刺に行き着くの、すごい良かった。
原作だと捨ててたから、ここで生きるか〜〜〜ってなった。
エンドロールで曲を知って楽しかった。
それであのラストよ。最高〜〜〜〜〜！！！！
紅歌いたい
映画というか原作の感想みたいになったけど、原作の良さと映画の良さがあって良かった。
テレビで見てた綾野剛さんがこんな役もできるんだって感心した。
面白かった！！！途中飲み物で咳き込んでしまったのは申し訳ないけど、笑えるシーンで隣の席の人と笑ったのはいいなって思えた。
みんなもカラオケ行こ！
